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身近な方の相続・贈与のお話し...
相続の話って、特別な人のためにあるかと思っていたら、意外と身近にいくらでもあるものです。相続だけでなく贈与も絡んでくるもので、お金持ちだけの話ではなさそうです。
最近知り合ったPTAのお母さんですが、土地はその方の母親名義で、建物が、お兄さんとその方と半分ずつになっているそうです。現状は、知り合いのPTAのお母さん夫婦が住んでいて、御兄さんは他府県に所帯を構えているそうです。
その方のお母様の言うには、自分が生きている間に、建物の名義をすっきりとさせたいということだそうです。兄妹間で同行なるとは思えないですが、それぞれの配偶者は他人だから、自分が生きている間に、名義をすっきりさせたいそうです。
お兄さんから妹さんがお兄さんの登記分を譲ってもらうと、お兄さんには譲渡税がかかり増すし、妹さん夫婦には、購入資金が無いとのことです。その購入資金をお母様が援助しようというのですが、その際には贈与税がかかります。
贈与税は高いでうからね。また、お母様の資産はこの土地だけだそうで、お兄様にも遺留分という相続権は残ります。法律上、家や建物を思うと産が全部相続したら、遺留分の現金を、お兄さんに支払わなければなりません。
その現金は今、妹さんは持ち合わせてはいません。
このような話はよくあるのかどうかはわかりませんが、似たような相続や贈与の話しはあるのでしょうね。
そのように解決したかは聞いていませんが、相続時精算課税制度を使い、お母さんから妹さんにお金贈与し、それで、お兄さんの持ち分を購入、お兄さんの譲渡税分も、精算課税を使って、譲渡税プラスαのお金を渡すというのはどうでしょうか。相続資産によりますが、相続税がかからなければベターですよね。
相続って特別な人のものと思われがちですが、いろんなところに転がっているのですね。