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過去のコラム

生命保険は貯蓄商品ではありません

 日本人は保険会社に絶対の依存体質があります。子供が生まれたら学資保険、就職したら生命保険、子どもが生まれたら生命保険、そして年金保険。リスクヘッジにやたら大きな資金を投じます。ようは保険大好きです。

 保険は貯蓄ではありません。貯蓄は、必ず投じたお金が積み上がり、投じた金額は最低でも残っているものです。支払保険料が全額、現金として手元に戻ってくるのは、かなり年数が経過してからです。当然、保険は保障がついているからですが、それは当たり前で、保険の使命は保障(損害保険は補償)です。貯蓄ではありません。保険に求めるのはリスクヘッジです。

 また、貯蓄と言うのは、多くの保険の場合、解約返戻金ですから、解約して初めて現金を手にすることができます。死亡によって給付金を受け取った場合は、貯蓄額と言っている解約返戻金は受け取ることはできません。解約返戻金が発生する保険を「掛け捨てでない」と言っているだけです。 あくまでも解約返戻金ですから、解約しない限りはもらえないのです。

 保険に対する、あまりにも多い誤解には驚かされます。日本人の保険への依存度、保険大好きと、保険を販売する側が奇妙なシンクロをしているので、疑いというものが発生しない状態で物事が進んでいるような気がします。

 世の中の金融商品はすべて同じような感じがあると思います。「いい」商品とは、売る側にとって都合が「いい」商品と、誰かが揶揄していましたが、うなずけるような気がします。

 また、政治家と同じで、人がいいからと言って、その人を信用してはいけません。特に、金融商品は人で買うのではありません。自分にとって効果があるかないかで判断します。どんなに利回りがよくても、自分にとって役に立たないのであればそれは不要のものなのです。

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