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過去のコラム

中国事情から考えることは…

中国と言えば「爆買」を想像する方も多いのではないでしょうか。最近よく見かける光景ですからね。日本の製品は品質が良く、私達が日常当たり前のように買っている物でさえも、中国の人たちにすれば、どんなブランド品よりもありがたいものなのでしょうね。

日本に訪れてくる中国の人たちは、中国国内では富裕層、しかも「超」がつく富裕層のようです。

彼らの特徴は日本を嫌いではないということです。「反日」という言葉がありますが、それはある意味、国民による政府への不満のガス抜きとして使っている道具のような気がします。

中国の人は、日頃から「好き」と「嫌い」がはっきりとしていて、この両極端のものが常に混在していて使い分けられるそうです。

昨今の中国の経済不安、上海総合指数急落にはじまり、直近の人民元切り下げにより、中国の景気減速が不安視されています。訪日中国人の数も激減するのではと言われていますが、おそらくはそうはならないでしょう。

今の中国には大きく三つの階層に分かれています。日本に爆買に訪れることができる富裕層、中国在住の中産階級、そして農民層です。

富裕層と中産階級の共通点は中国政府を信用していないことです。富裕層のほとんどはすでに外国籍を保有しています。海外脱出ですね。そして投資を行っていますが、それは主に実物資産です。不動産や金(GOLD)への投資です。日本の不動産を買い求めに来るのも彼らの特徴です。外貨保有規制に対抗するには金(GOLD)を持つことです。

中産階級の人たちは、外国籍を持つほど裕福ではなく、おそらくずっと中国に居ることになるでしょう。彼らも国家不信が強く、自分たちの老後は自分たちで何とかしなければならないと強く思っています。年金制度を全く信用していません。

しかし不動産投資をするほどお金がある訳ではありません。そこで彼らは株式投資を必死で行っているのです。上海総合指数の急落の主役は彼ら中産階級の人たちといえます。

その投資欲は政府の想定範囲を大きく超えていました。それが上海総合指数の急騰急落を招きました。それだけ自分たちの将来に対して必死なのです。日本人がなかなか中国の人の行動が理解できないのはここにあります。

農民層の人たちは、投資する資金もなく、自分たちの将来をすべて国にゆだねるしかありません。中国共産党の強力な支持者の多くはこの農民層の人たちです。

中国共産党を支えている人たちは、この農民層と中産階級の人たちですから、彼らの不満が爆発することを政府は非常に恐れています。

中産階級の人達の老後資金である株式市場を暴落させることは、それは即政府非難に繋がりかねません。それゆえ、政府はなりふり構わず、株式市場に強引な介入を行ったといえます。

中国の景気を立て直さない限り、農民層の人たちの不満が爆発する恐れがあります。それゆえ人民元の切り下げを行うことになったのでしょう。

彼ら農民層の人たちは、最後は皇帝である中国共産党が助けてくれると信じています。だから無投票に近い状態でも、自分たちの意思表示の機会を主張しなくてもいいから、全面的に中国共産党を支えているのです。

中国政府はなんとしても、どんなことをしてもマーケットを支え、景気を良くしなければならないのです。

中国の国内事情を理解して中国を見ると、今起こっていることが理解できると思います。

そして彼らは真剣に、ある意味必死で自分たちの将来を考えているのです。その現れが株式投資なのです。

富裕層は不動産投資、中産階級は株式投資、農民層は国にゆだねる…日本人総中流と言われたのは遠い昔、今は中国と同じ格差が日本にも生まれてきています。それをほとんどの日本人は理解していません。

そして多くの日本人は、自分たちの将来を国にゆだねているわけです。中国政府と日本政府が違うと言えばそれまでですが、果たしてそれで良いのでしょうか…

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