ウクライナ緊迫、一時は過去に匹敵の下落に ~ 1月24日NYマーケット

ウクライナ緊迫で株式市場は大暴落、その後、押し目買いが入ったことで最終盤に上昇に転じました。
S&P500は一時4%も下げていました。

プラスに入ったのは、小売りや資本財・サービス、エネルギー銘柄を中心とした買いのおかげ。

米国債相場は長期債下落、短期債上昇とまちまちで、米国債の利回り曲線はスティープ化しました。

S&P500        4410.13     +12.19    +0.28%
NYダウ       34364.50        +99.13       +0.29%
NASDAQ       13855.13          +86.21          +0.63%
米10年債利回り             1.77%              +1bp                                

外国為替市場では、主要10通貨に対して、ドルは買われる動きが強まりました。地政学的リスクによるものでしょう。

ニューヨーク原油先物相場は続落。
WTI先物3月限    83.31ドル  -1.83ドル
北海ブレント     86.27ドル  -1.62ドル
ニューヨーク金先物相場は反発
COMEX 金先物4月限  1844.20ドル  +0.6%

地政学的リスクでは、株価は下落、ドルは上昇する中で、金は買われる傾向にあります。

米国防総省のカービー報道官は24日、ウクライナ国境周辺へのロシア軍の兵力集結を受け、必要なら東欧で北大西洋条約機構(NATO)部隊を支援するため、最大8500人の米軍部隊の準備態勢を強化したと明らかにしました。同部隊がまだ配備されていないと重ねて述べ、ウクライナへの展開はないと説明しています。

マーケットが、これらの書道報道で大きく下落に反応しましたが、その後一気に値を戻したところも見れば、現実に米国とロシアが軍事衝突することは無いと判断したのでしょう。

恐らく、それぞれのお国の事情による、国内へのパフォーマンスなのではないかと思われます。

実際の緊張と慣れば、マーケットはこんなものでは済まされないでしょうね。

ある程度は、マーケットももとに戻ると思いますが、もうすでに、FOMCにその視線を移していますので、今回のFOMCで何が出るかが注目されます。

今回はパウエルFRB議長の声明には、世界中が見守っていると思いますね…

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