米いよいよ3月にも利上げ、量的引き締め(QT) ~ 1月26日NYマーケット

マーケットの反応は「S&P500とNYダウ続落」、米国債利回り上昇に身構えたか…

S&P500        4349.93       -6.52      -0.15%
NYダウ       34168.09       -129.64       -0.38%
NASDAQ       13542.12            +2.83           +0.02%
米10年債利回り             1.87%                +10bp                                

米連邦公開市場委員会(FOMC)
・利上げ開始が「近く」適切になるとの認識を声明で示した
・利上げ開始後に債券保有を縮小することも示唆した

パウエル議長は、FOMCは3月会合での利上げ会誌を意識していると言明し、毎回の会合で利上げを決める可能性を排除しませんでした。インフレの状況は昨年12月会合時より「やや悪化」したと話しました。

インフレ減速の兆しが見られるまでそれを続ける…

テーパリング、利上げ、そしてQT…
金融正常化の最後の手段とされただけでなく、QTは償還期が来た国債や住宅ローン担保証券(MBS)を再投資しない金額の上限を決めて、それから上限を徐々に引き上げるという非常に慎重な方法で実施されてきています。

言葉の整理ですが、今までの量的緩和「QE」とは「Quantitative Easing」の略で、各国の中央銀行が市場に大量に資金を供給することで、デフレの脱却や景気を刺激することを目的として行ってきました。米国で行われたQEのうち
2008年11月~2010年6月までが「QE1」
2010年11月~2011年6月までが「QE2」
2012年9月~2014年10月は「QE3」
と呼ばれています。

これによるFRB資産拡大に加え、新型コロナによる景気(雇用)の悪化を防ぐため、2020年3月から米国債とMBSを月1200億ドル規模で購入を開始。現在、バランスシートは4兆4000億ドルから8兆6000億ドルに膨らんでいます。

一方「QT」は「Quantitative Tighting」、資産縮小ということになります。
金融政策正常化の一環で、中央銀行が市場から買い入れた金融資産(主に国債)のうち満期が到来した分につき、再投資せず償還させることで、中央銀行のバランスシートを段階的に圧縮することです。米国では2017年10月から2019年7月にかけて実施していましたが、マーケットとの対話が重要で、株価への影響を気にしながら行うのでしょうが、足元では予想以上に消費者物価指数が伸びています。労働市場も賃金上昇も緩やかながら見られます。何より失業率の改善が大きいですね。

外国為替市場ではドルが主要10通貨の全てに対して上昇しました。

ニューヨーク原油先物相場は続伸。
WTI先物3月限     87.35ドル  +1.75ドル
北海ブレント     89.96ドル  +1.76ドル
ニューヨーク金先物相場は反落
COMEX 金先物4月限  1832.00ドル  -1.2%

電気自動車(EV)メーカー、テスラの2021年10~12月(第4四半期)決算では利益が市場予想を上回り、過去最高を記録しました。

26日の発表文によると、10~12月利益は一部項目を除いたベースで28億8000万ドル(約3300億円)。一部項目を除いた1株利益は2.54ドルで、アナリスト予想の2.36ドルを上回ったとあります。大衆車モデルの販売が堅調だったとのことです。売上高は65%増の177億ドル(市場予想は166億ドル)でした。

2021年の世界出荷台数は93万6000台余りと、前年から87%増え、複数年の期間に見込まれる年間平均伸び率の50%を上回りました。

ただ、サプライチェーンの問題が年内いっぱい生産の制約となる可能性が高いとの見方を示しており、他の大半の主要自動車メーカーで販売を下押ししている部品不足の問題が今後、テスラも圧迫する見通しだとしています。

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