1月21日の東京マーケット:リスク回避の「株売り・円高」

日経平均株価投資に役立つマーケット情報

前日のNY株式市場三指数がそろって下落した流れを受けて、東京市場でも日経平均株価は下落しました。「リスク回避」の行動が全面に出て、為替もドル/円で大きく円高に振れてきました。

日経平均株価    27522.26円   -250.67円   -0.90%

アジア株式市場では、香港や上海の指数が下落したことも、東京京市場の下落を誘った感じです。

円高に振れたことで、輸出関連銘柄の売りも出てきました。

リスク・オフによる「株売り・円買い」ということですね。

いままで“巣ごもり需要”の流れを受けて買われていたハイテク銘柄が、今は大きく売られています。米ナスダックの大幅下落がそれを物語っています。

マーケットは需給、リスク・オフになったときに現金比率を上げるのは鉄則ですから、それまで多く買われたものを売るのは当然で、それだけハイテク銘柄が多く買われていて、世界の投資家の懐に、ハイテク株がたくさん仕込まれていたので、それを市場に放出したということですね。

為替も同じで、米金利上昇期待からドルが買われ円が売られていたポジションが、円を買い戻すことで現金比率を高める、つまりは円を買い戻す動きが出るのもよくわかります。

買われすぎたものは売られる…

これを理解していれば、「買われている」ことを良いことに買い増しすることの“程度”を考えることは、大事なことですね。

新型コロナウイルスの「まん延防止等重点措置」について大阪など関西3府県と北海道、福島、茨城、栃木、静岡各県が21日、政府に適用を要請したと発表しました。

長野県も21日、政府に要請する方針を決めました。
鹿児島県の塩田康一知事は週明けにも要請する可能性があると明らかにしました。

世界では、日本よりもオミクロン株がまん延しているにも関わらず、日本のような人々の行動を制限する措置は取らない方向で検討されています。

日本は、人々の行動制限に舵を切ります。何が違うのでしょう。

コロナとの戦い方の考え方の違いなのでしょうか。
それともコロナ対策の見ている先が違うのでしょうか。
日本は何を見ているのでしょうか…

医療体制が逼迫しなければ、行動制限をする必要がないとするなら、ここまで感染者数を低く抑えられていた間に、政府は医療体制改善に何をしてきたのでしょう。

医師や看護師などの医療関係者の増員をしてきたのでしょうか。
コロナ病床を増やすことはしてきたのでしょうか。
隔離のための施設準備はどうしてきたのでしょう…

本当に、コロナ対策って、行動制限でしか対応できないのでしょうか。

このことは世界の投資家は、しっかりと見ています。

海外では人の動きを止めない、日本では人の動きを止める…

海外投資家は、このことをしっかりと見ていますよ…

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