金利が上がれば住宅ローン金利も上がる…

そんな単純なことを、すっかり忘れていました。日本ではもう長期間にわたり低金利状態が続いていて、金利はないもののように生活していただけに、金利上昇の影響を全然考えてはいませんでした。

いつまでも低金利が続くはずがないと言いながら、これだけ超長期間にわたり低金利状態が続くと、「もう金利なんて上がらないのではないか」という感覚に陥ってしまいます。

日銀は、なんとかして金利を上げようとしています。物価目標2%を掲げ、なんとか金利を引き上げるための政策をとっています。

ゼロ金利の状況では「金利を付ける」という表現のほうが正解ですかね。

いずれは日本でも、金利が上がるときが来る…

それがいつなのかはわかりませんが、未来永劫、金利が“マイナス”のままでいられるはずがないとは思いながらも金利上昇がイメージできない、それだけ長期間低金利状態に慣らされていたのですね。

2月より、住宅ローンの固定金利が上昇します。2月適用分について、三菱UFJ銀行が10年固定型の基準金利を年3.49%、三井住友銀行は年3.5%、みずほ銀行が年2.8%に、そろって引き上げることになりました。

金利が上がると、住宅ローン金利が上がるのですね。すっかり忘れていましたね。

金利が低いから返済金額が少なく抑えられ、“賃料よりも安い返済額”で住宅が買えるというということで、無理してでも家を買っていた人にとっては、顔面蒼白になるニュースですね。

3メガバンクの金利はいずれも2015年〜2016年以来の高水準となります。

長期金利の上昇を受けた措置で、高値圏での取引が続く住宅販売に影響を与える可能性もあると報じています。

2月の10年固定金利の引き上げ幅は三菱UFJと三井住友が0.1ポイント、みずほは0.05ポイントになります。住宅ローン大手の三井住友信託銀行も2月分から年2.95%から年3.0%、りそな銀行も年3.3%から年3.35%に基準金利を見直します。

各行は基準金利をもとに実際に顧客に貸し出す金利を定めています。もっとも条件のよい優遇金利は2月から10年固定でみずほが0.90%、三菱UFJが0.84%になります。

銀行は10年物国債の利回りなどを参考に住宅ローン金利を定めています。

長期金利の指標となるのが、10年もの国債の利回りとなります。

日本に金利高の機運が出ているのは、米国の金融引き締め観測で米長期金利が上昇しだしたことにあります。

歴史的なローン金利の低下を背景に住宅価格は高値圏で取引されてきたが、こうした流れが変わる可能性もあるという指摘もあります。

日銀が2016年にマイナス金利政策を導入したことを受けて、住宅ローン金利は低下基調が続いてきて、もっとも低い水準だった2016年当時と比べ、現行の10年固定は0.3〜0.5ポイントほど高くなっています。

固定金利は将来の金利上昇リスクを抑えられる一方、変動金利よりも金利水準が高くなります。それゆえ、返済額を低く抑えるために、低金利を良いことに、それがずっと続いてきたことを理由に変動金利で受託ローンを組んでいる人が多いように思えます。

報道によれば足元で固定金利を選ぶ顧客は1割にとどまる半面、日銀のマイナス金利政策の影響を直接受ける変動型は約9割に達するとあります。

日本の政策金利が上がっていない状況では、変動金利には影響はないのですが、固定金利の上昇が将来的な金利負担のリスクを警戒するあまりに、住宅投資が鈍るシナリオもあるとの見方もあります。

金利上昇が住宅市場にどのような影響をもたらすのか、まだ買い控えが起きるほどの金利上昇は想像しづらいですが、金利は上がりだしたら早いとは言われています。

今の日本が、とても金利を上げられる状況とは思えません。

長期金利は人為的に調整できるものではないので、物価が上がる兆しが見えてきたことに反応したのではないでしょうかね…

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