幸楽苑51店舗閉店、いきなりステーキも昨年44店閉鎖、低価格居酒屋モデルが曲がり角に…

ラーメン店「幸楽苑」をチェーン展開する幸楽苑ホールディングス(本社・福島県郡山市)が6日、4月までに収益の低い51店舗を閉店すると発表しました。幸楽苑は全国で約500店を展開しており、この数字は全店舗の1割に当たります。

51店舗は東北5店、関東14店、北陸甲信越1店、東海27店、関西4店。都府県別の内訳や店舗名は明らかになっておらず、一部店舗は昨年12月に既に閉店しています。

ペッパーフードサービス(東京都墨田区)が運営するステーキ店「いきなり!ステーキ」が昨年11月に全店の約1割にあたる44店の閉鎖を発表したばかりです。

急失速は居酒屋チェーンの鳥貴族も同じで、2018年1月以降、既存店売上高が2019年10月まで、実に22カ月連続で前年同月割れとなっています。

いずれも、急速な出店によって自社競合が発生したようで、出店拡大があだになったのかもしれません。

この低価格居酒屋という業態が曲がり角にきていると言えます。

鳥貴族は、値上げをしたことで、客足が減りました。低価格居酒屋は、まさにその価格に魅力があるわけで、味や店にシンパシーを感じているわけではありません。

この業態の顧客を表現するのに「飽きやすい消費者」と表現されますが、そもそも「安い」から行くわけで、その店のポリシーやコンセプトの共感しているわけではないので、当然少しでも価格が安いところがあれば、簡単に乗り換えていきます。

吉野家の牛丼は、たしかに同じ低価格を売りとしていますが、吉野家の牛丼の味にほれ込んでいて、吉野家を愛しているから行くと言う人がいる、つまりブランディングと言うか、ファン作りに成功しているのです。

そこまでこだわらない、単に価格だけで店を選ぶ人は、好き屋でも松屋でもいいのです。

そういったブランド戦略を、いきなりステーキなどは示せていないのです。

もう安いだけでは勝負できないところに来ています。

むしろ価格を上げて「オンリーワン」を提供するなど、そういった業態の方が長続きするように思えます。

お店には物語り、ストーリー展開賀が必要です。そこに行く理由付けができるかどうかです。

単にか買うだけのお店なら、コンビニのイートイン飲みで十分です。コンビニのおつまみ等の食べ物のクオリティはすごく良くなっています。

コンビニの隣に持ち込みOKの飲食スペースだけを提供する飲み屋という業態が成功していますし、今後増えていく予感がありますね。

今の低価格居酒屋よりも安く飲むことができます。

そもそも幸楽苑やいきなりステーキの利益率は極端に低いです。そこで働く人の人件費も異常に低いです。

さすがに業態として維持できる水準ではなくなってくると思われます。

ビジネスモデルが変わってくるところにきているのでしょう。もう価格だけでは、その店に行く理由にはならなくなっているようです。

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