投資における「リスクテイク」は “含み損” を許容すること…勝つためのマーケット投資の考え方~その1~

日常生活の「リスク」と、投資の「リスク」は違う

「リスク」というものは、投資の世界だけにあるものではなく、いろんな場面で存在するものですが、ビジネスの世界や日常生活における「リスク」と、投資の世界での「リスク」は少し異なります。

日常生活における「リスク」への対処法で投資を考えると、投資で利益を出すことはできません。

たとえば日常生活では「リスクは避けるもの」という認識が強く、リスクが想定されることは“やらない”という行動がベストになります。

日常生活に於いては、「ゼロ・リスク」は必須なのです。

ビジネスの場面での「リスク」は、「事前に想定して回避する」ものという認識になっています。

ビジネスをする上で「ゼロ・リスク」はないという前提に立ち、日常生活での行動とは違い、敢えてリスクを取りに行く場面はありますが、その場合でも、考えられるリスクを想定して事前に手をうっておくことが大事だという考えに立ちます。

どれだけリスクを想定して備えられるかが、ビジネスでの成功の鍵になります。

ビジネスに於いては、極力「ゼロ・リスク」を目指します。

経営に携わらない人にとっては、ビジネス現場における「リスク」対処法はイメージしづらいでしょうが、いざビジネスの場面に立つときは、“ビジネスマインド”を勉強して、ビジネス脳を鍛えることに力を注ぐことでしょう。

投資における「リスク」は、日常生活やビジネスにおける「リスク」とは全く異なるもので、その対象方法も全く違ってきます。

投資における「リスク」は、「回避できないもの」になります。リスクを避けて行動することは「不可能」というのが投資の世界における“常識”なのです。

従って、投資に於いては、「ゼロ・リスク」を求めるのではなく、「リスク」と“共存する”方法を考えることになるのです。

投資においては、必ず「含み損」を抱えることになりますので、どうすればその額を最小限に抑えることができるかを常に考え準備しながら投資を行うことが大事になってきます。

リスクと共存するのが投資の世界

投資においては「リスクと共存する」ことが前提にあり、常にリスクがあるのが投資の世界です。

日常生活におけるリスクの捉え方、つまり「リスク回避」の方法で投資の世界を考えると、勝てる投資家に離れません。リスクは“あるもの”として、いかにコントロールすることができるかを工夫することが大事になってきます。

リスクをコントロールできるものだけが、投資の世界では生き残れる…

くどいようですが、投資の世界と日常生活は全く違う感覚が必要です。このことを、細胞レベルにまで染みっこませて理解することが大事です。

繰り返しますが、投資の世界で成功するには、リスクをうまくコントロールすることができることが重要な鍵となり、それができる人が、投資の世界では「成功者」と言えるのです。

つまり、「投資の勉強」とは「リスクをコントロールする方法を学ぶ」ことなのです。

「リスク」はマイナスのイメージ、負の結果を生む環境を指します。ダイレクトに言えば「損をする」ことです。

ビジネスの場面では、考えられる「リスク」を想定して事前に“潰しておくこと”が大事なのですが、投資においても、事前に考えられる「リスク」は想定しておきますが、完全に“潰す”ことはできないことを知り、その上である程度の損失が出ることは覚悟して(言い換えれば諦めて)、その損失を最小限に抑えることに努力します。

ビジネスにおける「リスク回避」はリスクを無くすことですが、投資では、損失額を最小限に抑える準備をすることが「リスク・ヘッジ」になります。

もともと人は、日常生活において「損失を受け入れる」ことはありません。

それゆえ、普段の生活では「損失を受け入れる」ということはありえないわけで、そのありえないことを、投資の世界では「当たり前」のことにしなければならないのです。

損を許す、資金が減ることを受け入れる…

心が嫌う「損失」を物理的に受け入れるわけですから、これはかなり“タフ”なことです。かなりのストレスを伴うことになります。

それゆえ「投資はメンタルが大事」という表現がよく用いられるのですね。だから、投資に慣れていない人は、少しの損失に心が折れてしまうのです。

まあ、心が折れるのはよくわかります。

投資の世界での「リスク」とは、「損失(含み損)を受け入れる」ことに、その本質があるのです…

「損失」との向き合い方を知ることが投資の勉強

“損失を受け入れる”ことを克服しないと投資では勝てません。なぜなら、投資で勝つためには、どんな状況でも「継続」することが大事になってくるからです。

マーケットに居続けなければ、そもそも勝負にならないのです。そのためにも

少しでも「損失額」を減らす...
少しでも「損失状態」の期間を短くする...

このための知識を得ることが「投資の勉強」なのです。

投資した資金を守る上でも、なによりも精神的ストレスを軽減するためにも、損失額や含み損の期間をコントロールすることは何よりも重要です。

損失(含み損)をできる出さなくするためには、資金を投じるタイミングの精度を上げることが大事になってきます。

誰もが求める究極の投資技術は、エントリーポイント(お金を投じるタイミング)を見極める、その精度を上げるために、一生懸命勉強していると言って過言ではありません。

それでも、100%ドンピシャにタイミングを合わせることは不可能です。

でも「ここから上がる」「ここから下がる」という方向性を探ることはできます。その方向性を読み取るために勉強するのです。

そして、その方向性の勢いはいつまで続くのかを見極める眼力も養わなければなりません。

この二つの力が備われば、投資の世界で生きていくことができます。

ここで重要なのは「過信しない」ということで、その見立ては外れることもあるということを理解しておくことも、重要なポイントです。

見立てが外れたときは、すぐに撤退の用意をしなければなりません。

傷が浅いうちに撤退する...

話を戻しますが、見えない未来を予想して行動するのが投資です。

これができるかできないかで、投資の世界で生き残れるかどうかが決まります。

その「予想」の精度を上げるために必要なのが、経済指標の読み解く力であったり、投資環境を把握する力であったり、投資手法を理解する力であったり、資金管理の仕方を理解する力であったりするのです。

投資の勉強とは、現状分析や環境認識から、見えない未来を知る精度を高めることです。そのためには「情報収集能力」を高めて、その得た知識を「実践で活かす」方法を学ぶことが大事です。

情報収集能力を高めるためには…

  • 経済の現状を知る
  • 経済指標を読む
  • 投資環境を把握する
  • 政府政策や中央銀行の金融政策を知る

知識を実践に活かすためには…

  • チャートの動きを読む
  • テクニカル指標を活かす方法を知る
  • 資金管理を学ぶ
  • メンタルを鍛える方法を知る

これらを、一つ一つ学んで実践していきます。

このあと、それぞれの具体的な勉強方法を、解説していきます。

まずは、投資における「リスク」の本質は、回避することではなく「含み損を受け入れる」ことだということを理解して、その上で、いかにその損失額を最小限にとどめ、損失を抱えている期間を短くするかの対策を講じることが大切だということを理解しましょう…

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