厚生労働省「新しい生活様式」実践例提示…キーワードを拾ってビジネスを考えてみました

厚生労働省が「新しい生活様式」の実践例を示しています。
大きな項目として4つあり

  1. 一人ひとりの基本的感染対策
  2. 日常生活を営む上での基本的生活様式
  3. 日常生活の各場面別の生活様式
  4. 働き方の新しいスタイル

それぞれで具体的な事項を列挙しています。

一人ひとりの基本的感染対策

基本はソーシャル・ディスタンス(社会的距離)を意識することにあります。

人との間隔を2m(最低でも1m)空けることを推奨し、活動を屋内より屋外で行うことを勧めています。マスク着用の励行、うがい・手洗いは必ず行うことを求めています。

人が集まるところの空間設計は、人との距離を意識したものとなり、いままで狭い空間に密集する商売などは敬遠されそうです。

どうしても日本の場合は、狭さを活かす空間設計となっているので、そこは根本的に見直されそうです。

移動に関する感染対策として、必要以外の出張や旅行、帰省までも控えるよう促しています。

自動車業界では、車内は個室感覚であることをアピールしていますね。
海外ではキャンピングカーの需要は伸びているそうです。

出張は減ると思います。そうなると旅館業や交通機関の先行きが心配です。

観光業は、ウイルス感染第二波に備えて、観光業の業態自体を変える必要に迫られそうです。

そもそも旅行や出張ニーズが減るわけですから、そこにフォーカスした業態ではなく、むしろ「脱・観光業」としてのサービス提供を考えることになるのでしょう。

テレワーク空間の提供、つまりレンタルオフィスの業態への変更が求められるのかもしれませんし、あるいは、超高級の非日常空間の提供にシフトすることが求められそうです。

会議はリモートが多いに活用されることでしょう。会議室ニーズは減少しそうですね。

日常生活を営む上での基本的生活様式

とにかく「3密(密集・密接・密閉)」の回避です。こまめな換気の励行も求められています。

会社側には、従業員の発熱症状には寛大に対応することが求められるでしょう。「無理して働く」ことを避けるように、日頃から気をつけるようにお願いするでしょう。

ただ、非正規雇用者やフリーランスの方は、そうはいかないでしょうね。

商売をする店舗にも「3密」が求められるでしょうから、飲食店等の営業形態は、大きく変わると思われます。そうなると格安競争は厳しいですね。

日常生活の各場面別の生活様式

買い物においては、なるべく通販(EC)を勧めています。電子決済の利用をお願いしています。

レジの無人化も進むでしょう。

キャッシュレスが今までなかなか進まなかったのが、これを機に、キャッシュレスが社会に浸透するのかもしれませんね。

ここでのポイントは「予約」を上手に活用することです。とにかく店で待たない、十分な空間が既に準備されている状態を作ることが求められます。

さまざまな予約管理システムが登場し、それこそ価格競争が始まるのかもしれませんね。

デリバリーも進むでしょうし、冠婚葬祭のあり方も変わってくるでしょう。

おそらくこの観点から、新しいビジネスが生まれてくる感じがします。

働き方の新しいスタイル

テレワークやローテーション勤務、時差通勤の推奨となっていますが、これはコロナ以前からの課題でもあったので、これらへの取り組みが、強引に推し進められたということでしょうか。

オンライン会議が増えることで、ビデオ会議サービスのさらなる発展や価格競争、新規参入が増えるなどが考えられますね。

名刺交換がオンラインで行われることで、ここでも新しいサービスが提供されることになるのかもしれません。

ここまでのキーワードを列挙してみます。

  • ソーシャル・ディスタンス  2m or 1m
  • 3密(密集・密接・密閉)
  • 通販(EC)
  • 電子決済
  • デリバリー
  • 予約管理システム
  • 新しい冠婚葬祭
  • テレワーク
  • ビデオ会議サービス
  • オンライン名刺交換

これらのことで新しいビジネスが起きたり、業態変更が求められたりしてくるのでしょう。

これらを踏まえて新しい社会を考えれば、大きなビジネスのチャンスがあるかも知れませんね…

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