不安に感じているなら先ず動こう、じっとしていても何も解決しない…

頭でわかっていても体が動かない…

いったい何のことでしょう。

これは年金制度に関する多くの国民の行動です。つまり、年金制度は大変だ、このままでは年金には期待できないかもと、今の制度への不信があり、頭では
     制度依存は良くない、自分でも自分の老後は何とかしなければ
と理解しているのですが、実際の老後資金準備の対策は何もしていない、体は動いていないというものです。

心のなかではまだどこかで「なんとかなる」という感情があるのでしょう。

多くの国民は、
     年金制度はなくなるはずがない、きっと大丈夫、いや大丈夫に違いない…
と思っているのでしょうね。

はたして本当に、それで良いのでしょうか。

テレビや新聞などから聞えてくる年金制度を取り巻くニュースは、とても制度に対する安心感をもたらせてくれるものではありません。

     日本の財政が大変だ
     少子高齢化で社会保障制度が大変だ…などなど

どう考えても不安になることばかりです。

事実、日銀は先の金融政策決定会合で公表した、 3カ月に1度改定する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、先行きの景気や物価の見通しを下方修正しました。

実質経済成長率は政策委員見通しの中央値で2019年度は0.6%と従来予想比で0.1ポイント、2020年度は0.7%と0.2ポイント、2021年度は1%と0.1ポイントそれぞれ引き下げました。

生鮮食品を除く消費者物価指数上昇率は2019年度が0.7%と0.3ポイント、2020年度が1.1%と0.2ポイント、2021年度が1.5%と0.1ポイント下げました。

目標の2%はなお遠く、金融緩和を続ける姿勢をより明確に示して物価の底上げにつなげるとのことで、当分はマイナス金利政策は続くことになりますね。

マイナス金利政策により銀行は預金金利を引き上げることはなく、年金受給者は益々厳しくなります。

たしか年金額って、経済成長と関係があるって厚生労働省は言ってませんでしたっけ。

日銀は  
     経済成長は「予想よりも悪い」
と言っているわけで、年金額に「もろ」影響する話で、ようは日銀が、将来
      年金支給額は減る
と言っているようなもので、政府と日銀の見解の相違では済まされない話ですよね。

自分で自分の老後は守らなければという思いはありながら、何をどうやれば良いか具体的な行動がわからず、老後資金準備の行動を起こしていない人が多いようです。

銀行預金金利も低く、頭では貯蓄だけではとても老後資金準備は間に合わないとわかっていながら、いざ運用となると二の足を踏んでしまう。運用の勉強すらしない、投資と聞いただけで耳をふさいでしまう人が多いようですね。

必要であるなら積極的に勉強して取り入れるという姿勢が大事です。

     頭ではわかっていても心では認めたくなく、体はフリーズ状態…

この状況を打破するには、心から老後資金準備の必要性を理解することしかありません。素直に認めましょう。今の制度だけでは老後は大変だと言うことを心から認めましょう。

貯蓄だけでは全然足りないということを素直に認めましょう。

まずはそこからですね…

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