メッセンジャーは久保コーチと出会って変わった…

今年限りで引退を表明、先ほど引退セレモニーを行った阪神タイガースのランディー・メッセンジャー投手は、 球団の歴代外国人選手として史上最長記録 の10シーズン在籍、今年から外国人選手枠をはずれ日本人選手として登録されていました。

数々の外国人選手としての記録を塗り替え、次々と三振の山を築いているイメージが強いですね。

メッセンジャー投手は、来日当初は「セットアッパー」としての役割が期待されていました。

ところが十分な結果が出せずに、 開幕1カ月後の4月末に早くも2軍に降格しました。 そんな窮地で先発転向を勧めたのが、久保投手コーチ(現・ソフトバンク2軍投手コーチ)でした。

メッセンジャー投手が投げる「カーブ」の角度や投げ方 が、ロングイニングを投げる先発投手としては有効と見抜いて 先発転向を勧めたそうです。その言葉を受け止めたメッセンジャー投手の 柔軟性も重要ですが、この出会いが、その後のメッセンジャー投手の野球人生にとって大きな影響を与えたということに注目したいです。

出会いは偶然の産物であり、ましてや自分の人生にかかわるような影響をもたらしてくれる出会いなんて、奇跡に近い確率ですよね。その出会いを自分の人生に生かせることもすごいですが、人は人によって変えられるもので、それは良くも悪くもということにはなりますが、やはり「出会いは奇跡」と思いますね。

でもその奇跡を呼び込むのも自分自身であり、メッセンジャー投手が2軍で腐らず前向きに取り組んだからこその出会いであり、その出会いからの「気付き」だったのでしょうね

多くのアスリートとコーチとの出会いに関する物語はたくさんあります。

久保コーチの言葉がデイリー新聞記事に載っていました。

 自信を持って挑んだ異国の地でメッタ打ちを食らい「“こんなはずじゃなかった”と。失意のどん底だったと思いますよ」。同コーチは当時を振り返りつつ「それでもとにかく負けん気が強かったから。何でも吸収しようという姿勢が、ターニングポイントになった」と言う...     

https://www.daily.co.jp/tigers/2019/09/14/0012697848.shtml

      来日1年目の屈辱が、日本通算98勝の原点だった。

外国人選手で、あれほどの引退セレモニーをも催してもらえるのは、それだけメッセンジャー投手がファンに愛されたからでしょうし、選手やスタッフ、最期に裏方さん達も呼んでの記念写真を撮るところに、その答えがあるように思えますね。

      「負け」を知って人は強くなる

負けん気と人一倍の努力と、なによりあきらめない心が、その後の人生の成功を導き出すのだと、あらためて知らされました…

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