たった1日の資金流入額が約1000兆円、「新NISA」の日本市場へのインパクト

2024年1月から「新NISA(少額投資非課税制度)」がスタートしました。

少額投資非課税制度(NISA)は、運用している商品の利益や配当金(分配金)に税金が発生しない制度です。専用口座で取引すれば利益に通常課される約20%の税が免除される制度で、2014年に始まりました。

2024年から始まる「新NISA」では、非課税の運用期間が無期限となり、投資額の上限も大きく引き上げられ、投資に一段と有利な仕組みになりました。

「つみたて投資枠」と、個別株なども買える「成長投資枠」の構成になっています。

2024年から始まった「新NISA」では、年間投資枠は従来の2〜3倍に広がり、両枠の併用もできます。1人が生涯利用できる上限額は1800万円(うち成長投資枠1200万円)になります。

日本株への資金流入も見込まれ、SMBC日興証券は「新NISA」の効果で、年2兆円が日本株に向かうと試算しています。

新NISAが、日本の株式市場を支える…

デフレからインフレになる物価高が続いており、この基調が定着すると現預金に偏る個人資産は、その評価価値は目減りします。「新NISA」は、個人の投資促進の起爆剤になる可能性があります。

 「eMAXIS(イーマクシス)Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(オルカン)

中でも人気の投資信託が、

 三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託

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1月9日の資金流入額が1000億円を超えたようです。

2023年12月の推計の月間流入額(1088億円)と同程度の資金が流入したことになります。

まさに思惑通り、2024年1月から始まった新しい少額投資非課税制度(NISA)が、資金流入を後押しした格好になります。

「eMAXIS(イーマクシス)Slim 全世界株式(オール・カントリー)」(オルカン)の運用方針に関する説明は

主として「外国株式インデックスマザーファンド」、「新興国株式インデックスマザーファンド」および「日本株式インデックスマザーファンド」への投資を通じて、日本を含む先進国および新興国の株式等(DR(預託証書)を含む)に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行うとあります。

原則、為替ヘッジは行わないとのことです。

運用区分は「インデックス型」、購入時手数料は「0%」、実質信託報酬は「0.05775%」になっています。

交付目論見書

https://www.am.mufg.jp/pdf/koumokuromi/253425/253425_20230908.pdf

運用報告書

https://www.am.mufg.jp/pdf/zenunyou/253425/253425_20230425.pdf

 

新NISA「成長投資枠」の使い方

「つみたてNISA」は、指定された投資信託の中から商品を選びますが、「成長投資枠」だと、投資信託の他に個別株を買うことができます、

運用収益は非課税になりますので、「成長投資枠」では、大きな収益が見込める銘柄、それこそ「テンバガー」銘柄を積極的に狙うほうが、運用益非課税というメリットを最大限に享受することができそうですね。

「yahooファイナンス」なら、誰でも上昇銘柄を毎日チェックすることができます。

本来、株式投資と言えば、個別銘柄を物色して投資をすることです。大きく成長するであろう銘柄を掘り当てるのも、株式投資の醍醐味です。

運用益が非課税になるのなら、大きく収益を挙げられる投資対象を選ぶのが効率的と言えます。

企業業績のチェック、業界のながれ、政策の後押しなど、経済を総合的に観察することが、大事になってきますね。

新NISAは日本市場を救う..

まだ新年は始まったばかりで、これだけのインパクトです。新NISAの存在は、ますます株式市場で強くなっていくことでしょう…

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