大量の小銭を窓口で預けると手数料がかかる、今までの銀行に加えて「ゆうちょ銀行」までも…
窓口やATMでたくさんの小銭や硬貨を入金するときに手数料が必要…
豚の貯金箱に小銭を貯めて、中がいっぱいになったら銀行の窓口に持って行くと、手数料が必要になっているのです。
これは2020年1月に書いた記事で、小銭を預ける手数料(正式名は「硬貨入金整理手数料」)について書いたものです。このときは、都市銀行や一部地方銀行の話でしたが、今回ゆうちょ銀行でも、小銭を大量に預けると手数料がかかるようになりました。
当時の記事に書かれていることで言えば、りそな銀行のこの手数料が値上げされています。
記事を書いたときは「1日1回500枚まで無料」となっていたのが、すでに「1日1回100枚まで無料」に変更、さらに、「501~1000枚までの手数料550円」が、「101~500枚までの手数料660円」「501~1000枚までの手数料1,320円」になっています。
1001枚以上の手数料は1,980円、1501枚以降は、500枚ごとに660円(記事を書いたときは550円)が加算されます。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行は、変わってはいませんね。
そしてこの度、ゆうちょ銀行にも硬貨を預ける際の手数料が、新たに設けられました。
ゆうちょ銀行、お前もか…
ゆうちょ銀行では、窓口での預け入れや払込みだけでなく、ATMで硬貨を含む貯金の預け入れ・払戻しのときにも手数料が必要です。
窓口での取り扱いの手数料
硬貨枚数算定後に手続きをやめても、金額を変更する場合も請求されます。同時に複数の手続きをする場合、硬貨の枚数を合算して請求されます。
店舗・郵便局の状況によっては大量の硬貨の持ち込みを断られる場合があります。ただし、義援金の払込みは手数料が不要です。
ATMでの取り扱いの手数料
ATM 硬貨預払料金は、通常貯金または通常貯蓄貯金の残高から引かれます。ATM での硬貨のお取り扱いは、1 回のお預け入れにつき 100 枚までです。複数回に分けて手続きをする場合、枚数の合算はせず、手続き1回ごとに料金がかかります。
よく見るとATM機を利用するよりも、窓口の方が“お得”ということになっています。なんか時代に逆行している感じがしますね…
ゆうちょ銀行、他にも値上げが…
ゆうちょ銀行のATM利用に関して
郵便局内だけでなく、駅やショッピングセンター、スーパー、そしてファミリーマートなどにも置いてあるATM機に関して、今までは24時間、365日、ゆうちょ銀行の口座の出し入れは無料が原則でしが、これが…
イーネット(Enet)ATM
今まではゆうちょのキャッシュカードでの出し入れで手数料無料の時間(平日8時45分から午後6時まで、土曜日午前9時から午後2時まで)は、無料から220円に変更。今まで220円かかっていた有料時間帯は330円となります。
ローソン銀行のATM
今までも無料の時間帯はなかったのですが、その手数料がそれぞれ110円の値上げとなります。平日日中など、今までの110円の利用料金が220円に、日曜休日や平日夜間など220円だったものは330円になります。
https://www.lawsonbank.jp/atm/bank/bank08/japanpost.html
他にも
通常払込みやゆうちょPay-easy(ペイジー)、電信払込みをゆうちょATMや窓口から現金で行なう場合、通常の払込み料金に加えて、現金利用時の加算料金110円が払込み1件毎に発生します。ただし、税公金の払込みは対象外です。
「払込料金加入者負担」(料金受取人負担)の払込取扱票による払込みなど、受取人が払込み料金を負担する場合でも、加算料金は現金により払込みをした側が支払うことになります。
https://www.watch.impress.co.jp/img/ipw/docs/1379/190/html/yu03_o.jpg.html
都市銀行、地方銀行、そしてゆうちょ銀行も、手数料を領収するということは、商売の上では当然のようでもありますが、今までなかったものになれるには、やはりまだ時間がかかりそうですね。
銀行のあり方も、今までとは変わってくるのですね…