マインドフルネス・・・瞑想法でストレス低減
マインドフルネスとは…
いろんな専門家の方が述べているものを総合すると
今の “この瞬間” を大切にすること…
という表現にたどり着きます。
実に抽象的な表現で、実に掴み所がないのですが、この「今を大切にする…」ということが
あるがままを受け入れる…
と表現されてもいるようです。
マインドフルネスは英語で「mindfulness」と表記されます。これは、仏教の重要な教えである「中道」を説く八正道のうちの、第七支の「サンマ・サティ」の英訳語になっています。
「mindfui」には「気遣う」「心配りする」という意味があります。
今、この瞬間の体験に意図的に意識を向け、
評価をせずに、とらわれのない状態でただ観ること…
ようは、雑念を捨てて「無我」になることによって脳を根本から休ませなさい…というメッセージのようです。
現代人にこそ「マインドフルネス」は必要…
現代人にとって、この「無我」という状況になることは、非常に難しいことのようです。
まぜなら、常に「マルチタスク」の仕事を求められているからです。
仕事人としては、マルチタスクをこなせることが評価につながることが多いようで、そえゆえ、現代人は、いろんな事を同時に考えてしまうくせが身についているようです。
それは寝ているときでも、食事をしているときでも、とにかく24時間いろんなことを考え、常に雑念の渦の中に身をおいている状態にあると言われています。
雑念を捨てる方法が「マインドフルネス瞑想」です。つまりマインドフルネスの実践が「瞑想」、お寺では「座禅」修行になるようです。
この “精神を落ち着かせる” ことは医療にも取り入れられ、心理療養の分野でもtポリ要られています。
そして医療分野以外では、アップルやグーグル、フォードなどの大企業が社員研修の一環としてマインドフルネス瞑想を導入したことでも知名度が高まりました。
雑念を取り払うことで、脳をリフレッシュすることで、体と心がリフレッシュした状態のほうが集中力が高まり、アイデア創出や業務的作業など、仕事にはプラスに働き、それは実際に利益として数値化できるようになっているのです。
つまり、マインドフルネスは業務効率化に役立ち企業利益が上がるということです。
なにより、人の身体と心に対してプラス効果であることは間違いありません。脳の奥から疲れが取れる、体がほぐれる状態になることができるのです。
マインドフルネスが世界中で受け入れられた理由は、マインドフルネス瞑想の体や脳への効果や臨床治療としての有効性が、多くの研究により示されるようになってきたことにあります。
マインドフルネス瞑想は仏教の瞑想法を取り入れて生まれたものですが、宗教色を一切廃しているため、誰でも抵抗なく実践できることです。
瞑想が「マインドフルネス」実践の道具…
とにかく「脳を休ませる」ことが大事で、脳をクリーニングするイメージかと思います。
ただ最初のうちは、「瞑想」していても「座禅」を組んでも、頭の中は雑念だらけになっているでしょう。とても「無我」の境地にはたどり着けないかもしれません。
それでも構わないのです。
あるがままの自分を肯定する…それこそが「マインドフルネス」なのです。
雑念まみれの自分も、愛おしく抱きしめることが大事なのです。
そう、良いこともダメなこともすべて認める、今の自分に良し悪しの評価をしないことが大事です。
瞑想も、長時間座って行わなくても構いません。
静かに歩く、そのときに足の裏に意識を集中して大地を噛み締めるだけでも、「マインドフルネス瞑想」になります。
鼻に入る空気、出る空気を意識して感じながら繰り返すだけでも、立派な瞑想です。
そのときに雑念が消えていればよいわけで、雑念があっても、何度も繰り返すことで意識が集中できればよいのです。
そう,大事なのは続けることなのです。
短い時間でも構わないので、毎日瞑想をすることが大事だと言われています。
それで脳のクリーニングができるわけで、ストレスが軽減できて、自分の中にある「ネガティブな感情」を一掃することができるのです…