お賽銭もキャッシュレス、受け入れられない宗教界にも…

賽銭(さいせん)にスマートフォンによるキャッシュレス決済を用いる神社や寺が増えつつあるそうです。

令和元年は「キャッシュレス元年」とも呼ばれるようです。

キャッシュレスは、決済に使われるのが一般的なのでしょうが、海外ではストリートパフォーマンスへの、いわゆる「おひねり」もキャッシュレスなのはテレビで見たことがありますが、とうとうキャッシュレスは宗教界にも広がってきました。

神や仏に奉納する賽銭(さいせん)を、電子マネーで受け付ける寺社も出てきたのです。

小銭を持ち歩かない外国人旅行客への対応には便利という意見もあるようです。

防犯対策にもキャッシュレス賽銭は有効のようです。

一方で、小銭要らずで便利という反面、信心が伝わりにくいという意見もあります。参拝客からは歓迎と、戸惑いの声が上がるとのことです。宗教に関する個人情報の流出や課税への可能性を懸念し、「不適切」と訴える声もあるようです。

京都の仏教団体は「個人の参拝状況を決済事業者が把握するのは問題だ」と反対を表明したとのことです。

宗教行為に当たる賽銭に電子決済がふさわしいか、様々な議論を呼ぶようで、まだまだ、キャッシュレス社会は、日本には浸透するには時間がかかりそうです。

かつて寺社には現金ではなく、米や野菜を供える風習がありました。

この話題とキャッシュレスを同列に語るのはどうかと思いますが、キャッシュレスになることが信仰の本質に関わるとは思わないのですがね。

キャッシュレス専用の賽銭箱を設けている神社もすでにあります。

賽銭で集まった小銭を金融機関に入金する際に手数料が取られることがあるようで、お賽銭としての額面への思いという話もありますね。

年間300万人が訪れる世界遺産・下鴨神社(京都市)も昨年5月から、授与所でのキャッシュレス決済を導入したそうで、クレジットカードや電子マネーを使い、お守りなどへの支払いができるようになっています。

テクニカルの話もあります。

京都府内の約1000の寺院が加盟する「京都仏教会」は、賽銭や拝観などの宗教活動がキャッシュレス化すれば、参拝者や信者の行動や個人情報が第三者に把握されるリスクがあると指摘し、その上で、手数料の発生により、これまで「宗教行為」とみなされていたものが「収益事業」とされ、課税される可能性も出るなどと訴えています。

一方、売店などで扱うポストカードやお土産などのキャッシュレス化は容認したそうです。

キャッシュレス化が進み、将来的に宗教の財務状況が丸裸になることへの危惧があるのだというしてきもあります。

宗教の一面を見た感じで、なんだかなぁ~という感じですね…

そんなことよりも、キャッシュレスが根付く社会は、いろんなところにもみられるもので、もはや、キャッシュレスという言葉を冠につけなくなるようになるのは目の前だと思いますね…

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