考え方を変えるだけで、投資は人生設計最大の「武器」になる…
家計収支を改善するには方法は二つで、当然ですがそれは「収入改善」と「支出改善」で、給与所得者の場合は収入は決まっていて、自分の裁量では改善されないので、収入に合わせた支出のダイエット、つまり「節約」が家計改善の主流となっています。
しかし、「節約」には限りがあり、一般的には前向きな対策とは捉えられていないことが多いです。
政府は、企業に対して、従業員の副業を推奨していて、そのための社会保障制度の見直しを行っています。この流れを受けて、副業を認める企業も増えてきています。
副業で収入アップを図ることは、人生設計に置いては不可欠な要素となってくるでしょう。
その際、副業が労働集約型の「時間売り」だと、やはり収入には限界が出てきます。費やす時間には限りがあります。時給換算の労働を副業に選ぶことは、ダブルワークで生活費のためという切羽詰った状況でなければ、労働集約型ではない副業を求めるのが良いでしょう。
安定的な報酬を得る仕組みづくりを考える、それは事業を起こしてもよいですし、個人作業でもかまいません。
給与所得者こそ副業ではリスクを取るべきだと思います。
当面の生活費は本業で賄えるわけですから、平日以外の土日は安泰を望まないで、積極的にリスクを取りに行くべきだ、チャレンジすべきだと考えます。
自分の体を使って時給を稼ぐ労働ではなく、安定的な継続収入を得る仕組みづくりを考えるという方向に知恵を絞ることが大事です。
体を使う労働は、年齢とともにできなくなる可能性があり、副業は年齢にとらわれないものがよいでしょう。
あるいは、自分が本当にやりたいことへのチャレンジでも良いです。
それができるのが給与所得があるサラリーパーソンだからです。
副業で事業を構築するイメージが描けないのなら、年齢を考慮しないで、上限のない収益を得る方法として、投資や資産運用を考えるのもよいでしょう。
言えることは、「事業構築」や「投資」は、今後の人生設計においては有益な「武器」になることはまちがいないです。
言葉の整理ですが、よく耳にする「投資」と「資産運用」の違いを見てみましょう。
「投資」とは…
事業や証券、株などに利益を得る目的で資金を投じること、この場合、あくまでも目的は「利益を得る」ことになります。
「資産運用」とは…
「資産」とはお金や土地、建物などの財産のことで、いまあるそのお金や不動産といった「資産」を運用して価値を高めるか、あるいは、新しいお金を生み出すようにすることです。
「投資」は、資本を投じる先の価値の変化が大事で、「資産運用」は、財産としてある資産価値の変化に重点をおいているという感じでしょうか。
どちらも、価格が安定していない資産、いわゆるリスク資産に資金を投じるという点は同じで、資金を投じる先の特性を理解することが大事です。
また、投じた資金価値が変動するので、それはマイナスに転じる(ダウンサイド・リスク)こともあれば、プラスに転じる(アップサイド・オポチュニティ)こともあります。つまり「リスク」とは価格(価値)が安定していないことで、それは上にも下にも変わるということです。
価値が一定で安定していないことは全て「リスク」となり、価値が上がることも「リスク」になるのです。従って、リスクがなければ資産価値は上がらない、収益は得られないということになります。
「投資」と「トレード」という表現があります。
投資は、投資対象の価値が重要で、株式投資なら投資対象の企業価値が未来に向けて上がることが重要で、その判断をする尺度を知ることが投資の勉強となります。
トレードは、投資対象の価値よりも目の前の価格が大事で、その価格が動くことによる価格差を取りに行くことが大事です。投資対象が高評価なら「買い」で、投資対象の評価が悪ければ「売り」でエントリーするだけです。
一般的に、投資は、投資対象の未来への成長期待に資金を投じるので、お金を投じる期間は比較的長くなり、トレードは目の前のか価格変動を取りに行くので、資金投入期間は比較的短めになります。
この言葉の前提をおさらいして、投資を考えることで、家計改善での収入サイドの改善を図るための武器として、投資を考えることを真剣に考えて見ましょう。
世間で言われる投資のイメージを払拭して、投資を人生設計の武器として捉えることで、未来設計は描きやすくなるはずです。
家計改善におけるフロー改善としては、投資よりもトレード手法を取り入れることが効率的と言えます。
本業における給料に、副業からの収入を得ることは、これからのライフプランを考える上では、不可欠な重要なことだと思います。
副業からの収入は、単発ではなく、それは労働集約型の時間売りの発想ではなく、継続的な収入を、年齢ハンディを考慮しないシステムを作ることで得る方法を考えましょう。
事業を起こすことでも個人作業の範囲でもかまいません。
事業の発想がまだうかばなければ、投資を選択することも考えてみましょう。人生設計の大きな武器になるはずですよ…