テレワークで見えてくるもの…働かない社員のあぶり出しに残業ゼロの概念
働かない社員のあぶり出し
働かないのではなく、自宅勤務だと働けないのかもしれませんね。
パソコンが使いこなせない…
ネットミーティングに参加する方法がわからない…
会社の中で、このような人がどれだけいるのかわかりませんが、ここで重要なのは、できないのならできるようにしようというおもいを持って行動できるかどうかです。
ネットミーティングができなければ、自分で調べてできるようになるつる姿勢が大事です。
すごく当たり前のことですが
できないから
学んでいないから
教えてもらっていないから…
やらない理由にしている人がいるのであれば、「不要」のレッテルを貼るしかないですね。
できないことが罪ではなく、やろうとしないこと、やれるようになろうとすることを怠る人は、既に「働かない人」なのですね。
恥ずかしくてもいいから人に聞く、どんなことをしても調べようとする行動が大事です。
組織の中には「居るだけ」の人がいます。アイデアを出しても具現化できなければだめで、それを人任せにしているのは良くない。
感覚で生きている人
人間関係だけでなんとかしようとしている人
特に今の状況では接待で懐柔することはできませんからね。人間関係も大事ですが、それだけで仕事をしようとする姿勢はもう厳しいでしょう。
テレワークは、そういう人をあぶり出しているようにも思えます。テレワークは、リストラ予備軍をリストアップする「最恐労働管理システム」なんのかも知れませんね。
「5時から男」が本領を出せない
むかし、昭和の時代には「5時から男」というサラリーパーソンの姿を揶揄したものがありました。仕事が終わってから、会社の同僚と飲みに行くときに元気になる人です。
テレワークでは「5時から男」は本領を発揮することはできません。雑談もないというのが悩みだとも聞来ました。
確かに、テレワークは人間関係を育むには不向きな働き方かと思います。
仕事を取り巻くものは、業務遂行ということ以外の、チームメンバーとの人間関係を作ることには、テレワークは向いていないのかも知れないが、リモート飲み会もあるので、それはそれで、使いようかもしれませんね。
残業代ゼロ
「残業」という概念がなくなるんでしょう。
そもそもテレワークでは、時間管理が難しいですね。タイムカードのような、「今から始めます」「今終わりました」の報告はできますが、その間は管理するのは難しいでしょう。
そもそも仕事は、時間をつぶすことではありません、業務で成果を出すことです。生産性が大事です。
そうなると、時間の管理自体に意味がなくなります。
雇用のあり方には、メンバーシップ型とジョブ型があり、日本の雇用の多くはメンバーシップ型となっています。一つの業務をみんなで行おうという感じですね。
プロジェクトごとにチームを組んで成果を評価するジョブ型は、テレワーク向きと言われています。
成果評価と時間給では、支給額が計算できるかどうかもちがい、成果評価では、支給がないことも考えられます。
ただ、ジョブ型が進むことで、時間給よりも多くのお金を手にすることも考えられます。
残業代が生活給である人は多いかも知れません。残業代ゼロは、給料が減ることにもなるかも知れませんからね。
成果給が公平に評価され、正しく差別化がされることが前提で給料の額が増えたり減ったりするのことを、私達が馴染むことができるかということですね。
コロナが導いた「働き方改革」は、それまでの日本の雇用に対する考え方を変えそうで、それは今までよりも雇用者にとっては厳しいものになりそうですね…