副業としてトレード手法を学ぶ、投資・トレードでの「損失」を科学する…

給料以外に収入を得るという「二つの財布」を持つ上で、副業を考えることは重要なことだといことは、何度もご紹介してきました。

安定収入が確保されている給与所得者ほど、副業を考える上では「リスク」を取るべきだという提案もしてきました。

その一環として、毎月のフロー改善の手段として、トレード手法を学ぶことが有効であることを提案しています。

 ただ、投資・トレードをする上で、やはり損失は被りたくはないと思うのは当然です。金額の多少に関係なく、損失を受け入れることは、なかなかできないでいるのは、普通の感覚ですね。

   一般の常識と、投資・トレード世界の常識は違う…

「損失」は、投資においては絶対に避けては通れないもので、むしろ上手に付き合わなければならないものだとも言われています。

頭では分っているんですが、それでも「イヤなものはイヤ」というのが感情であって、何と言われようとも、損をするのは厭なものです。

「投資・トレンドではマインドが大事」とよく言われます。

「損失」をネガティブに捕らえないようにするように思考を変える、それがよく言われる「マインド」というものなのでしょうか。

   「損」をした人は「存(損)在感」がある人…

「損」をすることを嫌うのは仕方がないことで、「損失」そのものを気にしないようになることが大事なのかもしれませんね。

では、その「損失」が気にならないようにするにはどうしたら良いのでしょう…

利益額が大きければ、利益が増え続ければ損は気にならないものでしょうか。

いや、それでもトレードごとに損失は気になるようで、10回成功していたとしても、たった1回の失敗は心に残るものですからね。

ほんんとうに人の感情とは厄介なものです。

なぜ「損失」は発生するのでしょう…

「損失」が発生するときは、「トレードに失敗したとき」ですよね。じゃあ失敗って何だろうと考えてみますと…

   思惑と違う方向に相場が動いた

ことにより「損失」が発生するのです。失敗とは、「思惑をはずす」ことと言えるのでしょう。つまり「読み間違い」ですね。

技術的な表現だと「エントリータイミングのミス」ということです。

じゃあどうしてそのような「ミス」が起こるのだろうと考えますと、“ここがエントリーポイントだ”と判断したプロセスに問題があったということになります。

これを整理しますと

  エントリーポイントの判断ミス → 間違ったポジション取り → 読み間違い

ということですね。

エントリーポイントを判断する材料としては

・チャート形状の読み(流れ、ローソク足etc)
・環境認識(相場の流れ)
・感情コントロール

このどれかひとつでも誤ってしまうと、「読み間違い」につながり「損失」に繋がっていくのですね。

科学的な根拠には基づかないのですが、チャート分析や環境認識の考え方が正しかったとしても、感情をコントロールできなければ、やはり間違ったポジション取りをしてしまいます。

感情が関係してくるのは、感情が、チャート分析や環境認識の判断を狂わしてしまうという部分かと思います。

でも、チャート分析や相場環境認識を完璧と思えるところまで高めることで、感情という要素は排除できるのだと考えます。

    マインドは関係ない、全て技術の問題だ

ということです。

    技術を極めれば、マインドは克服できる…

エントリー精度を上げることで、損失を被る確率は、大きく下がります。

「損失」を“嫌う”よりも“気にしない”感情を…

投資の目的は、資産価値を上げる、資産を殖やすことで、トレードでは、ニューマネーを手にすることです。

それが「成功」であり、それが、あえてリスクを取る「目的」でもあるのです。

「損」をしたことが気にならなくなるためには、

    その損失はプラスに転じるという確信

が必要です。その確信が裏づけとなって、「損失」が気にならなくなるのです。

「確信」は、成功体験の積み重ねることで得られます。

チャート分析において、1つの手法(2つでも良いのですが)を徹底して使いこなす、つまり、過去検証と呼ばれる、過去チャートからその手法が効果的かを何度も検証し、その検証結果を擬似成功体験として、自分の体にすり込ませるのです。

そうすると、一度の「損失」も気にしなくなってきます。もちろん「損はイヤ」ですけどね。

いくら頭の中で「相場に100%はない」「絶対という概念はない」と理解していても、心からそれを受けいれられないと、行動レベルに落とし込むことはできません。

    頭では理解していても、心は感情のまま…

だと、行動は伴いません。それが、感情のコントロールができなくなることになります。

感情の弊害は、視野を狭くし、客観的判断を阻害し、勝手に自己都合の未来を描いてしまうことで、大抵の場合は、エントリーした途端に思惑の逆方向に推移し、そのことで怒りの感情が増幅して、さらに感情が乱れるということになりがちです。

「損失」を嫌うのではなく、押し殺すのではなく、気にしないようにするのです。そのためには、確信を得られるまで手法の過去検証を繰り返すのみなのです。

思惑通りに行かなかったときは…

思惑通りに行かない原因、見立てと違って逆方向に相場が動く原因は、感情面は除外して考えると、以下2つの「誤り」によると思われます。

・チャート分析の間違い
・相場環境の判断ミス

チャート分析の間違いでは、時間軸の要素があります。

・時間が経過しても思惑通りの動きにならない
・エントリーした途端に逆方向に動いたが、時間経過とともに思惑通りの動きが見られる

前者の場合は、完全に見立て違いだったので、素直に敗北を認めて、逆に「損切りポイント」で逃げられて良かったと思えるケースです。

    これだけの損失で済んで良かった…
    大きな損失を被ったと思えば、失わずに済んだ金額分が儲かったのと同じ…

ということを意識しましょう。

そして、何故エンントリーポイントを見誤ったのかを検証して次に生かすという行動をとることが、「負けない」コツとなります。

後者の場合は、思惑は正しかったのですが、エントリータイミングが早かったというミスです。

これを繰り返すと、設定していた「損切りポイント」に引っかかってばかりで、その後は思惑通りに動いて、「損切り」が入っていなければ大きな利益に繋がっていたのにということに対して、なんともいえない怒りにさいなまれることになります。

こういう人は、次から「損切りポイント」の設定をしなくなるのですが、これは大きな間違いです。エントリーポイントの精度を上げることを考えるべきなのです。

エントリーポイントの精度を上げることが、実は投資やトレードの勉強ポイントなのです。これ以外は勉強する必要がないという感じで、一にも二にも、エントリーポイントの精度を上げることに固執して勉強することが大事です。

ここだけを学んで実践すれば、「負けない」トレーダーになることができるのです。

投資の世界で勝ち続けるために必要なことは、損失を確定する勇気なのです。

   世間の常識と投資の世界の常識は違う…

ということです。

「一般脳」と「投資脳」という表現がありますが、意識的にスイッチを切り替えることが必要です。それは誰にでもできます。

「損失」を科学することで、いろんなことが整理できて、また大事な課題が見つかってきます。

後は実践あるのみです。

トレード手法を、フロー改善の有効な武器に、人生設計の強い味方にしていきましょう…

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